株式会社ディ・ディ・エス

DDS Engineering Company

Sep 16 2011

日本車危うし

作者 trybeer   
2011年09月16日


随分と更新が滞り、いつものことながらまたお彼岸を迎えようとしています。
こんなことばかりを言っていますが、今年は3月の東北の大津波や、今月の紀伊半島
を襲った台風の大雨による水害など、水の恐ろしさをイヤというほど見せつけられる
水難の年になってしまいました。


昔から治水は国家の大事業と言われますが、今年の水害を見ていると”水を治める”
なんて人間の思い上がりも甚だしいと思ってしまいます。
我々の制御出来るエネルギー量を遥かに超えておりますね。
来週にも接近が予想される台風も、できればサッと通りすぎてちょうだい、と
祈るばかりです。


・・

今年は自然災害に加えて、人間の経済活動にもまた大きな”災害”とも言うべき
実力以上の円高が日本の経済を苦しめてもおります。


まあ、日本が工業製品の輸出大国になった数十年前から、この円高との戦いは日本の
方向を狂わせてきたように思えてしようがありません。


少し前、1ドル200円だった時代は日本製乗用車は相当の価格競争力がありました。
日本車の輸出のおかげで米国デトロイトでは日本車は焼き討ちに遭ったり、ひっくり
返されたりしてましたね、よく。


それで米国はこれじゃ勝負にならんとばかり、ドル安を容認しました。
1ドル200円が1割円高になると、日本の会社はその1割をコストダウンして凌ぐ
ようになり、2割円高になればまた残業して2割コストダウンをして凌ぎ、
どこまで行っても日本は潰れないので、ついに1ドルは100円になってしまい
ましたが、それでもトヨタやホンダは巨額の利益を上げていました。


世界も不思議だったと思いますね。どれだけ円高にして苦しめても、しばらくすると
平気な顔してコストダウンで乗り切ってくるわけですから、一体全体日本人ってのは
どうなってんだ? と思ったはずです。


しかししかし、これでもかこれでもか、と円高で苦しめられてもコストダウンで耐えて
きたものの、


1ドル77円になったら、さすがの日本人もプツンと切れてしまった・・


こうなるとつらいです、なにせここ20年来、コストダウンしかしてこなかった。
(言い過ぎですけどね、半分本当です)
商品開発の時点で、「コストダウン」が第一義に来るようになったらモノづくりは
おかしくなります。


日本車ほど安いマーケットに生きていない欧州車が、彫刻刀で削るようにプレスライン
をもぐっと彫りの深い造形にしているのを横目に、日本車はプレスの型までコストダウン
にしなきゃいけないおかげで、何だかのっぺりした造形になってしまって、
造形美もヘッタクレもないような貧相なプレスラインになっていったり、いったいこの
メーターから何から何まで、コストのことしかアタマにないのか?と思わせるような
製品が溢れかえっていますもんね。


私も5月の韓国へ行ってきて、ヒュンダイ恐るべしと思っていたら案の定・・
9/16のMSNニュースで愕然であります。

 

 
Aug 30 2011

世界陸上

作者 trybeer   
2011年08月30日

高校時代に陸上をちょっとだけ経験したので、以来世界陸上には胸踊るものがあります。
ボルトのフライングを見て、日本人ならあり得ない失敗だけども、あんなところで
やっちまうくらいでないと、世界の桧舞台で記録なんか出せないのかもしらんと、妙に
納得したりして。


日本人ではこうはいかない。田舎の後援会に無様な姿は見せられないしなぁ、
こんなとこでフライングなんかしたらスポンサーも怒るだろうなぁ、来年の契約はない
と生活困るぞ・・国民栄誉賞も当然消えるし、だいいち成田にどんな顔して帰るんだ・・・
なんて考えてたら筋肉ガチガチのまま100m終わってしまうわ。


確かにあのくらい脳天気でないと、いかんのかもしらん。


もひとつ、時代は変わりつつあると感じるのが、一昔前に比べて米国の金メダルが激減
してるんじゃないか、ということ。
我々の世代にとっては、とにかく何でもかんでも金メダルと言えば米国と相場は決まって
いて、金メダルを獲った米国人選手は”当たり前”という表情をしていたのに、
今では、2位でも米国国旗持って場内一周!


少し前の世界水泳もそうだけれど、この世界陸上では短距離ではジャマイカ、長距離は
ケニヤあたりが圧倒的に速くて、米国は実に影が薄い。


かつて米国は、経済力で圧倒的な強さを誇り、ドルは不動の世界の基軸通貨であり、
言ってみれば米国は苦しくなったら、いくらでもドルを刷りゃ良かったわけで、
その経済力を背景に、スポーツも宇宙開発も何もかも段違いのレベルを維持して来た。


しかし、湾岸戦争あたりから兵器バブル、ITバブルなんかを仕掛けるようになってしまい、
そして禁断の不動産バブルはもう末期的症状。そしてリーマン・ショックを機に、ドルの立場は
非常に危ういものになりつつあり、今回の米国債格下げでも危やデフォルトという、少し前には
想像もつかない状況に追い込まれてしまった。


オバマさんも生きた心地がしなかろう、と妙な同情までしてしまう始末。
(いや日本人はそんな暇はない。こっちこそ尻に火がついてるんだった)


そして米国がぐらついている中、世界中が中国の成長(バブル)に乗っかって、
いろんなことに目をつぶりながら、「もう少しがんばってね」みたいな刹那的な快楽に
浸っているという現状は、冷や汗以外の何物でもない。


とかく際どい世界情勢でありますが、実はかくいう日本が一番地盤沈下してるわけで、
野田さんも気を確かに持って(笑)、ビビらずにやってもらいたい、と


室伏くん言ってあげてくれ。

 

 

 

 
Aug 24 2011

もはや宗教化した節電

作者 trybeer   
2011年08月24日

3月の震災以来、日本は原発をあれだけ停止させて電力不足を心配され、世界中から
政治失速と共に産業&経済まで失速してしまうのではないかと懸念されながら、


未曾有の電力危機に襲われても日本は決して沈まないことを、世界に示しつつある。


東京電力管内で例年6000万kWを使っていた電力需要は、供給能力として
約10%程度落ちて5400万kWになったにもかかわらず、今夏の最大使用量は、
今のところ8月18日の14時:4920kWで、供給能力から500万kW以上
を余すという余裕の展開に、世界は少なからず驚いている。


今や、みんな半袖ワイシャツにノーネクタイでスーパー・クールビズ。
うちの工場は木金休みで土日は稼働日にするけど、お宅は月火休みで行きましょ、
電灯はもちろん半分消すもんだ、エスカレータなんか止めてよし階段で行けるし、
エアコン設定28℃で十分さ、電球はLED電球に替えたし、ついでに
人感センサーで自動ONOFFしちゃおうぜ、扇風機売り切れだから扇子だ扇子、


今や、節電は日本の宗教と言って良い(文句あるか)


日本人は、なでしこ以外の何事にも世界一の資質がある。
こんなことは世界中どこの国も出来るはずがない。
恐ろしく高度な技術をインフラとして備える上に、昭和30年代の汗臭い生活
にも文句を言わずに対応出来る両面を備えた国民など、世界広しと言えども、
日本以外には見つけれらないだろう。
という事を、我々はもっと自信を持って良い。


ただひとつだけ、近代政治というジャンルが苦手なだけなのである。

 

 

 
Aug 15 2011

お盆です

作者 trybeer   
2011年08月15日

今日はお盆。

今年は電力危機の影響で関東地方の大きな工場の夏休みは輪番制になっており、
色々な工場に設備を納める私の会社は、いつ休んで良いやらわかりません。

というか、ずーっと仕事しております(ありがたい話でありますが、ちょっと疲)

・・・・

震災の原発事故以降、現ソーリが起死回生を狙ってか、やたら口にする脱原発論、
原子力発電をやめて再生可能エネルギー主体にシフトする、という耳障りの良い話、
(だから辞めるって言ったじゃないか)


私は随分前から太陽光発電を手がけているので、それは求める姿の話ではありますが、
社会的には、この話はそんな単純な話じゃないだろ、と思っております。
(次の総理でも狙う気か)


というのも、ひとことで言って全部を再生可能エネルギーにシフトするのも
大変な話ですよ、ということです。
(お前、どっちの味方だ)


というのも、

    

 

上の写真は、先日見学に行った八戸終末処理場にあったガス発電機。
コンテナハウス程度の箱(長さ5m×幅2mほど=まあ六畳間くらい)に、
バイオガスで動くV型12気筒ガスエンジンと発電機が入っていて、


この六畳間で生む出力たるや、170kW(230馬力くらいですが)


これを、得意の太陽光発電で170kW出そうとすると、定格容量で平均的な
170Wのパネルで敷き詰めたとして、


170Wパネル=1000枚(!)=面積にして約約で言えば、
1200㎡(120m×10m)ほどと、あらら、と思うくらいの面積が必要。


要するに、太陽光発電はそれだけ薄いエネルギーで集めるのが大変だということです。
(エネルギー密度が低い、ちゅうことでやんすが)

「アンタ、太陽光太陽光とうるさいのに反対なんか?」と言われそうですが、
反対なわけではなく、何でもあんまり単純に割りきらずに長所短所を理解して
かからないと、


万能かと思ったら大間違い、ということです。


・・・

これからは、個人の住宅や建物の屋根には必ず太陽光発電を設置して、基本的に
電力の自給自足を目標にする、というのはそうあるべき。


でも世の中全部を今すぐ太陽光や風力発電やら水力発電で賄うのはまず無理。
今すぐには原発やらガス発電やら火力発電までも使わざるを得ないが現実。
申し訳ないですが、それが現実です。


・・・


親鸞は南無阿弥陀仏と唱えれば誰でも彼でも極楽浄土に行けまっせ、と唱えて
人心をつかんできましたが、
ただただ脱原発と唱えても、世の中全員が極楽とは行かないのが現世の難しい
ところでござる、とお盆の夜に仏壇に合掌。


 
Aug 09 2011

どうなる?太陽光の全量買取

作者 trybeer   
2011年08月09日

また暑さが戻ってきました。
東京電力管内は、企業の変則就業やら節電意識の浸透やらで、こんな暑い日でも
消費最大電力4800万kW/供給能力5460万kW(88%)と一応余裕をみせています。

日本人とは、まあなんと社会性がある民族なのでしょうか。
お上から言われると、ちゃんと節電して混乱もしない。凄い民族です。

・・・・

太陽光発電の全量買取制度については制度化するすると言っていながらズルズルと
遅れてきており、現総理の脱原発発言が虚しさを増すばかり。


何故結論が出せずにズルズル来ているかと言えば、その買取の原資は電気料金の
値上げによるため大口の電力需要家である大企業などがその負担増について、
強く反対の立場であることでしょう。


再生可能エネルギーの普及拡大はしなくちゃいけない。
でも補助金をつける方式だと、国の予算から捻出することになり財務省などから
「どこにそんなカネがあるんですか」と一蹴される・・


であれば、国の予算をつけずに、電気料金のその原資を上乗せして国民から
少しずつ"集金”すれば用途のハッキリした目的税として機能して、買取価格の
大幅アップは償却年数を大幅に縮めるので普及拡大に弾みがつくという、
まさに一石二鳥の名案とその制度化が加速したかに見えたのですが、


ここにきて経済界は円高やら、法人税の税率の問題やら、景気先行きの不透明感
増大で国際的にひどく不利な立場に追いやられているので易々とウンと言わない。


きっと


「総理の人気取りのために何故わざわざ我々が高い負担をしなきゃイカンのか」
と、そんなホンネなんでしょう、その気持もよくわかります(苦笑)


2012年の4月から制度を開始すると言われてきましたが、今国会では継続審議に
なってしまうと、次のチャンスは秋の臨時国会。このまま国会の混乱が続くと、
時間切れで来年4月からの制度開始は全く先が見えない状況になって来ます。

・・・

如何に脱原発を声高に発信しても、ご自分が辞めないことで世論と経済界の反発
を受けて国会が混乱、挙句本来通るべき法案が通らず、再生可能エネルギーの
普及に足かせになる、って一体全体何をやってんのか。


菅を以て天を窺う、って感じでしょうか。

 
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