株式会社ディ・ディ・エス

DDS Engineering Company

Jul 26 2017

内燃機関の終焉

2017年07月26日

夏本番、お暑うございます。

 
酷暑の中、当社は去年会社の金属屋根に太陽光パネルを敷き詰めたおかげなのか、
古くなったエアコンを替えたからせいなのか、
以前より事務所が涼しくなったというか、エアコン入れてすぐ効くようになりました。
心情的には、太陽光パネルの日陰効果のおかげと言いたいところでありますが。
 
 
さて、そんな地球温暖化防止の方向性をアピールするために、
ドイツが2030年以降、フランスが2040年以降、そして今日は英国が2040年以降、
ガソリンやディーゼルエンジン、いわゆる内燃機関(ICEという)を止めさせると
いう報道が相次いでおります。
 
 
純内燃機関をやめて、電気自動車(EV)とか、最低でもPHEVのようなハイブリッド
にするというのが最も考えられる方向性ですが、
VWのディーゼルエンジンの排ガス不正事件以来、欧州では内燃機関に見切りを
つける動きが急になってきたように思います。
 
 
元・内燃機関エンジニアとしては、ついにこういう時代がやってきたか、と
複雑な心境。。
だいたい、私が学生時代から「内燃機関もあと数十年」(もう数十年は経っている:笑)
と言われてきており、
私がそんな内燃機関の将来性に疑問を感じて、太陽電池に走ったのも
遠からずこういうことになるだろうと感じたからなわけで、
 
これでも随分と長持ちした、と言うべきかもしれません。
 
 
ただ、これで環境問題がすべて解決方向に行くか、というとそんなはずもなくて、
電気自動車にすれば、クルマからの排出ガスはゼロになるけれど、
じゃあその電池を充電する電力は、どうすんだ?
 
今後、世界的に原発はバンバン動くようにはならないと思われるので、
当面は火力発電所が主力のままとすれば、そこで石油をガンガン燃やすわけだから、
CO2は出続ける。
 
 
火力発電所の効率は、さすがに自動車のエンジンより高いが、
変電所で電圧を下げ、送電線で長い距離を送って行けば、
そこここで相当のロスがあるし、
だいたい、リチウムイオン電池への充電ロスだって結構あるはずで、、
 
こんな簡単な検証が、何故かオモテに出て来ない(??)
 
 
世の中、純粋に科学的根拠だけで政策が決定されることは稀であって、
常に経済的な覇権争いに、もっともらしい大義名分をつけられる事が、
政治家に必要な能力なんだろう、と理解する今日この頃。
 
 
どっかの国では、大義名分がうまくないと支持率は急落するドラマも進行中である。
 
 
Jun 22 2017

モノの値段2

2017年06月22日

 モノの値段2です。

 
前回、モノの値段の決まり方は、コスト由来か、売値先行のどちらかで、
特殊な決まり方として「指値」を言ったが、
今の日本においては、この指値がさらに変形して、
「安い売値を達成するためにコストを圧縮する」が、実は最もよく見られる
パターンだったりする。
 
つまり、従来の常識的なコストからは到底追いつかない、そんな売値なら
買います、という買い手側のキツイ要求があり、それを達成出来れば
売れると言われるので、必死にコストを下げる工夫をする、というパターン。
 
ああ世の中それそれ、とお思いの方も多いと思うが、実はこれが一番多い。
 
そういわれれば具体的な目標が定まるので、日本人的にはここから必死に
色々考えられる。考えて考えて従来考えられなかった値段でも利益が出る、と
いう成果が生まれる。
 
努力が商売(売上げ)に直結するので、実に取り組みやすい。
今日はここまで下がりました、明日にはここまで、1か月後にはここまで
下がるので目標は達成できますというスタイルなので、誰にもわかりやすく、
「みんなの努力」という合言葉が国民性をくすぐる。
 
ひょっとして、今の日本は七割方これなんじゃないかと思う。
まあ売り手市場、買い手市場の簡単な例だと言われるのかもしれんが、
ここでよく考えてもらいたい。
 
必死に考えて考えて、誰も思いつかないようなアイデアを出して、
結果「安く売る」んですよ!?何か間違っているような(笑)
これで一旦商売になったとしても、実は来年にはもっと安く、と目標が
毎年毎年下がっていく・・
 
・・・
 
日本の生産性が低いと言われる理由はこんなところにもある。
必死に働いて、安くするわけだから。
 
 
こんなことを考えると、つくづく欧州人はエライと思う。
残業しなくても、ブランド商品を次から次へと生み出し、
どうみても原価300万円ほどの自動車を、ため息が出るほどカッコいい
デザインで3000万円で売ってしまう、
そんなイタリア人に憧れることしきりである(笑)
 
 
Jun 21 2017

モノの値段

2017年06月21日

 最近、JR各社のトワイライトエキスプレス的な列車が人気らしい。

いずれも、1泊で27万円とか、2泊3日で120万円といった高価格が
売りで、なんとチケットはすぐ完売してしまうほどの人気だそうだ。
 
このニュースを聞いた時の反応の違いが面白い。
「なんでそんな高いの!?バカみたい」という人もいるし、
「あ~、ヒマとおカネがあれば乗ってみたい」という人もいる。
 
前者は、コスパ(コストパフォーマンス)として価値判断をし、
後者は、コストよりも自分の出せる金額に照らして考えている。
 
我々製造業に携わる人間は、とにかくコスト主義になる場合が多い。
材料費と人件費と経費を足して、いわゆる原価を算定して、
それに一定の利益を乗せて売値を決める。
 
一見論理的で、理系的な方法に見えるが、
「高いね」と言われると、なぜコストが高いのかを延々説明することになる。
この場合、一定の利益は上がるがボロ儲けすることもない。
 
 
一方、売値を最初に決めてしまう商品もある。
購入者は、このくらいの金額なら出すだろうという売値ありきのモノ。
コストはいくらなどあまり考えない。
非常に金額の安い商品と、ブランド品などの高額商品に見られる。
 
100円のモノに誰もコストは気にしないが、実は原価10円だったり、
ほとんどタダだったりするので、利益額はそれほどでもなくても、
利益率は非常に高かったりする。
 
ブランド品の価格はすさまじい(笑)
バッグ1つ、50万円とか100万円はザラである。
おそらく製造コストはせいぜい数万円だろうが、まったく関係ない。
売値は最初から決まっているか、
出来たモノをみて上手に値付けする人がいるのだ。
 
この辺を買う人々は、審美眼がおそろしく鋭く、
製造業的に言えばほんのわずかの差に、何十万円以上の価値を見出す。
 
正直これは、こういうビジネスモデルを考えた欧州人がエライ。
 
・・・
 
実は、この2つの売値決定方式に加え、実はもう一つあるのだ。
日本の製造業に厳然とある「指値(さしね)」である。
 
大手企業にモノを買ってもらう際によく見られるが、
「この品物だと、材料はせいぜいこのくらいで、加工はこのくらいがせいぜい。
会社の規模から言って一般管理費はこのくらいだから、この値段でいいだろ」
 
何もかも丸裸で、夢も希望もないではないか(泣)
 
 
いいかげん、もっと高い売値をつけてもらえる商品を、
必死に考えるべき時代なのだ。それが出来た時に初めて、
例のプレミアムフライデーも現実のものとなる。
 
 
Apr 28 2017

気にすると気になる最近の日本語

2017年04月28日

 このところ鉄くさい、カタい話が続いたので、

GW中くらいは、どうでもよい話を。
なのでお聞き流し頂き、決して腹を立てないで頂きたい。
 
人間、加齢と共に若い人の使う言葉(若くない人も使うのだが)に
違和感が出てくるものである。
以前にも、「大丈夫です」の使い方がわからん、と申し上げたばかりで
アンタはあれからまた年をとったのか、と言われそうではあるが、
このネタは無尽蔵なのである。
 
別に、正しい日本語でないのでけしからん、とか言うつもりは全くない。
なぜそうなのかと考えて見たいだけだ。
 
 
1.がんばりたい
 
よく有望な若手アスリートが、次のオリンピックの抱負をインタビューされる時に
よく耳にするが、実はその度にちょっと不思議になる。
 
「がんばる」とは「困難に耐え、努力してやり通すこと」だが、
やるのは自分であるから、単に「がんばります」でよさそうなものなのに、
なぜそこに希望の「たい」がつくのか? 
 
たぶん、小さい時から何かをやる時に「がんばってねー」と言われ、
良い成績だった時に「よくがんばったね!」と言われ続けるうちに、
「がんばる」の中に「がんばって良い成績を上げる」という意味が入ったのか。
 
なので、「がんばって良い成績をあげたいです」という意味なんだろう
と勝手に答えを見つけたつもりでいる。
これを読まれた方は、インタビューで少しの違和感を覚えたのち、
「負けてもいいから、ベストを尽くしてがんばれよ」と言ってあげてほしい。
 
 
2.やわらか~い
 
これはテレビの食レポで、特に高級な肉を食した際によく聞く表現である。
お味はいかがか?と聞かれて「やわらかくて美味し~い」と答える。
その度に、やわらかい、というのは食感であって味のコメントではないだろう
と文句を言いたい(言っている)。
 
現代人にとっては、顎がくたびれるほど噛まないと食べられないモノは、
食べ物ではないみたいだ。私らは大好きである、噛めば噛むほど味が出るは、
ほめ言葉であったはず。
 
小さい時から柔らかい物しか食べないと、顎が発達しない。
小顔願望なのかもしれんが、顎無しはよくない。
もっと大々的に、何回も噛んで食べないと美容と健康と脳に悪影響がある、
と言い続ければ、「固い肉ほど美味しい」となるかもしれない。
 
単に高い霜降り肉があんまり食べられなくなった僻みかもしれん。
 
 
3.かわいい
 
これはご存じ、世界の共通語になりつつある女性専用の万能形容詞だ。
小さい子供を見て、かわいい、はわかる。
小さくて凝った文具をみて、かわいい、は私は使わないがわからんでもない。
 
が、先日行った蔦屋書店の空中に浮いたような本棚を見て、
前にいた若い女性たちが、「かわいい~」と発した。
一体全体、何がかわいいんだ!? 
 
彼女たちは、だいたい会話の55%くらいが「かわいい~」である。
洋服をみてかわいい~、本屋の棚をみてかわいい~、新しいデザインのレジを
みてかわいい~、喫茶店で出てきた謎の飲み物をみてかわいい~
 
おそらく、彼女たちの感性に合うものをすべて「かわいい」というらしい。
・・・
 
私はこの国の若い女性の将来が不安である。
そのうち、やわらかい肉をみて「かわいい~」と言うに違いない。
 
が、待てよ。
単に私が、世の中の常識から離れていっているだけなのかもしれん。
 
これをお読みになった貴方も、こういうこと言うのはやめた方がいい。
 
Apr 26 2017

電子制御は日本のお家芸(だったはず)

2017年04月26日

次に外国にやられて残念な技術。

 
筆頭は、2007年のiPhoneである。当時、私は二つ折りの携帯電話と、
PalmというPDA(電子手帳の進化版)と、デジカメを持っていた。
友人とよく「これ三つ一緒になんないか」とボヤいていたのを思い出す。
 
昔からソニーはウォークマンみたいに、何でも魔法のように小さくして
ビックリさせてくれたじゃないか。
iPhoneはその三つを一体化してくれた。ピコ太郎っぽい。
 
返す返すもiPhoneはソニーが出すべきだった。
その頃のソニーはゲームに注力してて、それどころじゃなかったということか。
 
 
次は、今はメルセデスベンツが出している「マジックボディコントロール
センサー技術を駆使して路面状況(凹凸を測る)を予め判断して、
可変ダンパーを緩めたり締めたりしながら、ガタガタ路面でも乗員に
全く振動を感じさせないサスペンションである。
 
早い話が、電子制御式の四輪操舵(4WS)である。
 
これを聞くとどの人も、さすがベンツ、BMWと言うだろうが、
センサーにしても可変ダンパーにしても、日本の得意芸じゃないか。
1980年代からトヨタも日産も、「電子制御サスペンション」として
出していたじゃないか。
その頃は希望に燃えて、4輪操舵まで出していたのに。
日本の会社は、いち早く世に出していながら、ちょっと売れないと
直ぐに捨て去る。潔さが過ぎる。
 
 
ベンツはずーっと安全と乗り心地を求め続け、BMWはずーっと駆け抜ける喜びを追及する。
そしてじっと世の中を眺めながら、CPUやら、センサーやら、
アクチュエータの性能が上がってきて自分の目指す方向に乗ったと見るや、
さも最新技術のように売りまくる。。
 
要するに、日本には継続性としたたかさというものが足りないんだろう。
 
電子制御は日本のお家芸だった。
裏方としてセンサーや部品の供給で満足していては、あまりにもったいない。。
 
 
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