株式会社ディ・ディ・エス

DDS Engineering Company

Feb 16 2015

そして接続申込み保留

作者 trybeer   
2015年02月16日


メガソーラーと言われる太陽光発電所を作るためには、

土地を見つけて地代の交渉をまとめないといけないし、
地目が農地だったりしたら農業委員会を説得して農地転用しないといけないし、
農地でなくても、面積が大きい場合には開発行為の申請しないといけないし、
開発するにしても水の始末(調整池などを作って土石流を防ぐ対策が必要)が必要な
場合も多いし、そんなこんなで莫大な造成費用がかかる場合が多くなります。

日本の役所は実にしっかりしているので、ひとつ壁を乗り越えると、
また次にクリアすべき壁が・・延々と出てくる(笑)

その造成にかかる費用も算定しないと、全体建設費も出ないから建設費用の段取りも
できないわけで、それ全部解決するには、1年や2年じゃ無理かもしれない。
それ全部解決してから申請してたらいったいいつになるのやら・・

となれば、とにかく申請だけ出しておこう!

その面倒な申請通してさえおけば、ひょっとして後で誰かに権利だけ売れるかもしれない、
建設費用が下がるまでその権利を持っていれば儲かるかもしれない、
なるほど、世の中には機に敏な方がいらっしゃって、すぐにそういう
当初の目的とは離れたビジネスまで登場するようになります。



その結果、毎年度末に電力会社&経産省に山のような「接続申込み」が
送りつけられることになるわけです。

真面目な電力会社は、「こりゃ本当にヤル気があるのかね?」と思いながらも、
接続した際の電力側の問題点を検討しないといけません。

そもそも、メガソーラー太陽光発電は膨大な面積の土地が必要なので、
町の真ん中には作れません。

だいたいが、土地が余り気味の原野だったり、山だったりします。
だいたいそういう所は電力配線の末端に近くて、
周囲に大量の電気を使うところはないわけです。

そんな場所で、メガソーラーで発電された大量の電気が細い電線に
乗せられると、例えばその周囲一帯の電圧が上がってしまって、
ご近所さんのテレビをぶっ壊したりするので、
電力会社はつなぐ配線経路を考えたり、電線の太さを上げたり、
変電所の設備を増強したりしないといけないのですが、

ただでさえオーバーワークだった電力会社が、2013年度末の書類の山を
見ていてブチ切れました。


「この本当にやるのかやらんのかわからんメガソーラーが万一全部完成しちゃったら、
うちの電力会社内の最大電力需要をオーバーするじゃん!
やってられん。止めじゃ止めじゃ」

最後の発言はフィクションですが、おそらくこれに近い会話があったはずで、
これで、2014年秋に「電力会社接続申込み保留」のアナウンスが流れ、
太陽光業界は急に先の見えないトンネルに入ってしまったのです。

(さらにつづく)


 
Feb 12 2015

殺到した接続申込み

作者 trybeer   
2015年02月12日

メガソーラーが話題を集めて久しいのですが、昨年秋には電力会社から
「新規接続申込み保留」が一斉にアナウンスされまして、太陽光業界に
激震が走りました。


そのお話を簡単に。


そもそも太陽光発電など「再生可能エネルギー電力固定価格買取制度」
(だいたい名称長過ぎ!)というのは、
太陽光発電や風力発電といった私の好きな再生可能エネルギーで作った電気を、
広く各家庭から徴収したお金で、20年間にわたって高く買い取る仕組みを作る
ことで、事業家にメリットを与え、普及をすすめようとしたものです。


制度が開始されたのは、2012年。(このコーナーの「全量買取制度」参照
ください。当時から文句だらけですな(苦笑)


2012年度末までに申し込むと、売電単価は40円/kWhだったのです。
そして2013年度では、36円/kWh。
そして2014年度では、32円/kWh。


太陽光発電では、年間の発電量などは比較的簡単に試算出来るので、
20年間での売電収入はすぐ計算できます。
日々のメンテナンス費用などの経費もそれほど複雑ではないので、
20年間の事業収益はすぐ計算できます。


そうすると、売電単価は事業収益にものすごく大きく効いてくる
(当たり前ですが)のが、即座にわかる。
そして、この調子で行くと来年度、そしてその次の年、どんどん単価は
下がっていくんだね、そうすると今年度末に何としても出しておこう、


やるかどうかわからん発電所も、とにかく申込みは出しておけ、
少しくらい内容が薄くても適当でもウソでも構わん(?)、
とにかく何でも出せ出せ出せ出せ、出しておけ~。


別に法律違反でも何でもないので、誰が考えてもこうなります。

これが、一昨年3月末に殺到して、申込みされた件数の5%くらい
しか実際動いていない!と経産省が怒り始めたのが一昨年夏の出来事でした。


(つづく)

 
Jan 26 2015

ご無沙汰いたしましたが、

作者 trybeer   
2015年01月26日

ずいぶん更新に時間が空いてしまい、会社つぶれたか、とご心配を頂いた方も
多いと思います(笑)実態はおかげさまでその逆で、、太陽光FIT(バブル)のせいで
2013年、2014年は本当に一瞬で過ぎてしまいました。

考えてみれば、太陽光発電事業を始めてから20年、いつかは開花すると言い続けるも
最初の10年間は全く鳴かず飛ばず(マッサン状態)、
10年前からいろんな制度が出てきてボチボチ売れ始め、
ここ5年くらいは加速がついてきて、
この3年はFITでもうメチャクチャ(笑)

3年前からの固定価格買取制度(FIT)開始にあたっては、この日記で散々能書きを
言っていたとおりの展開になったものの、その嵐のような市場の流れに翻弄される
ような展開になっています。

おかげで、今まで関わりのなかったジャンルの世界の方々とも接することが出来て、
大変刺激的というか、引出し増えました。

2015年は、またボチボチとこの日記も再開しようと思いますので皆様どうぞよろしく
お願い申し上げます。

いろいろお話したいこともあるのですよ、
電力会社が新規メガソーラーを接続拒否した話とか、トヨタが世界に先駆けて出した
燃料電池車のこととか、住宅用バッテリーの話とか、

順次お話しさせて頂きますので、今年も何卒よろしくお願いいたします!

 
Sep 21 2013

地震、雷、竜巻、噴火

作者 trybeer   
2013年09月21日

近年の日本の気象、自然災害は”少しおかしい”を通り越して、
恐怖すら覚えるようになってきました。


なにせ雨が降れば、豪雨、雷雨で日本中の川も氾濫してしまい、
何十万人に避難指示は出るわ、


もっと怖いのは竜巻で、いきなりやってきて根こそぎぶっ飛ばして
しまいます。
太陽光発電用の架台は、JISで各地の風速を決められ、その風速に
耐えられるように設計しますが、日本の場合、沖縄、九州を除けば
おおよそ34m/秒の風速が設定されています。


これでもなかなか見ない風速ではあるのですが、
竜巻だけはこのスケール想定をはるかに超えてしまいます。
以下、気象庁による藤田(F)スケール・・


等級   風速    想定される被害
F0   17~32m/s
(約15秒間の平均)
テレビのアンテナなどの弱い構造物が倒れる。
小枝が折れ、根の浅い木が傾くことがある。
非住家が壊れるかもしれない。

F1   33~49m/s
(約10秒間の平均)
屋根瓦が飛び、ガラス窓が割れる。
ビニールハウスの被害甚大。
根の弱い木は倒れ、強い木は幹が折れたりする。
走っている自動車が横風を受けると、
道から吹き落とされる。

F2   50~69m/s
(約7秒間の平均)
住家の屋根がはぎとられ、弱い非住家は倒壊する。
大木が倒れたり、ねじ切られる。
自動車が道から吹き飛ばされ、汽車が脱線すること
がある。

F3   70~92m/s
(約5秒間の平均)
壁が押し倒され住家が倒壊する。
非住家はバラバラになって飛散し、鉄骨づくりでも
つぶれる。汽車は横転し、自動車はもち上げられて
飛ばされる。森林の大木でも、大半は折れるか倒れる
かし、引き抜かれることもある。

F4  93~116m/s
(約4秒間の平均)
住家がバラバラになって辺りに飛散し、弱い非住家は
跡形なく吹き飛ばされてしまう。
鉄骨づくりでもペシャンコ。列車が吹き飛ばされ、
自動車は何十メートルも空中飛行する。
1トン以上ある物体が降ってきて、危険この上もない。

F5  117~142m/s
(約3秒間の平均) 住家は跡形もなく吹き飛ばされるし、立木の皮が
はぎとられてしまったりする。
自動車、列車などがもち上げられて飛行し、
とんでもないところまで飛ばされる。
数トンもある物体がどこからともなく降ってくる。

【出典:気象庁】

先日の埼玉地方の竜巻は、F2スケールであったと言いますから、
風速は50~69m/sということになり、太陽光の架台は残念ながら飛びます。
(まあ、家も飛んでしまいますが)


こんな現象が恒常化していくとすると、移住も視野でしょうか・・
数年すると、水害や竜巻、そして噴火被害のマップが作られて、
ここ10年くらいで災害のない土地の人気が上がり、会社もそこへ引っ越したり
して、日本の地価も相当変わって行くことになる、と読みました。


ここは、という災害のない良い街、教えてください。




9月26日の桜島の噴火。3300mまで噴煙が上がっていました(出張中)

 

 

 
Sep 15 2013

イプシロン

作者 trybeer   
2013年09月15日

イプシロン、見事に成功しました!
2回ほど打ち上げ延期になって、ちょっとヤキモキしたのですが、
確認に確認を重ねた日本の技術は、やはりレベルが高いです。

イプシロンは、M-V(ミュー・ファイブ)と呼ばれた固定燃料ロケット
の後継機種ですが、実は私、このM-V最後の打ち上げを鹿児島内之浦で
見学していたのです。

あれが、2006年9月23日の打ち上げでしたから、ちょうど7年前という
ことになります。
あれから7年経ったなんて・・光陰矢の如し、オッサン老いやすく
お金成り難し、であります。


そしてもっと奇遇なのは、あの時はM-V製造会社の仕事をさせて頂いて
いた縁で見学させて頂いたのですが、
今は、なんと内之浦発射場の肝付町で、メガソーラーの建設に関わって
いて月に2度ほど伺っているという、何とまあやはり縁があるのでしょう。


あの時はメガソーラーなど思いもよらないことでしたが、
今回のイプシロン、打ち上げ費用はM-Vの半分以下の38億円とか。

これは、メガソーラーにすると15MW(15,000kW)規模の発電所の建設費
に相当します。
このクラスの発電所を作ると、年間約3700戸分の住宅の電気を賄うことが
出来るのですが、

最近の日本は、東京オリンピック開催も決まり、長く続いたジリ貧の雰囲気から
少しずつ脱却して本来の力を発揮しつつあるような気もして、
ロケットもメガソーラも、どちらも世のため人のためになれば良い、
と願う今日この頃です。

 
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