いつまでもクラウン

誰もがみんな知っているあの、トヨタ・クラウンが13代目のモデルチェンジを発表しました。


私がクラウンの話題なんて似合わんとお思いでしょう、自分でも多分クラウンは買わない
(買えない)と思うんですが、

そんな私でも、クラウンにはトヨタが世界一の自動車メーカーになった理由があると思い
ました。


・・・


初代クラウンは、なんと私もまだ生まれる前の1955年発表。


そしてキッチリ4年に一度の周期でモデルチェンジを行い、今回が13代目
(あれっ、どっかで1年計算違った?)



何がスゴイって、このクルマ最初から今まで、ズーッとFR(フロントエンジン、リヤドライブ)で、
途中シャシー・フレームをモノコックに変えたのが大きな変化でしたが、
52年間ずっと同じ路線、同じユーザー層、基本的には同じメカニズム、で4年毎に、
少しずつ改良に改良を加えてきたわけです。



そんでまた、長い間トヨタで一番売れてるのがカローラで、2番目はクラウンだったなんて、
とんでもない売れ方で、



そりゃ、完成の域に来ますって。



他社は、こんな芸当できません。

あっちフラフラ、こっちフラフラ。何十年も同じ路線で改良を重ねる余裕などなく、
若者向けに振ってみたり、オヤジ路線にしてみたり・・クラウンみたいな芸当は絶対に
出来ません。



この手堅さ、愚直なまでの路線継承、蓄積された技術の重さ、そして少しずつ採用する
新技術(今回はハイブリッドもあります)と、誰が見てもクラウンとわかるしつこさ(笑)



「いつかはクラウン」というCM見て、「いつまでクラウン?」と言っていた私ですけど、
こりゃひょっとして、「いつまでもクラウン」かもしれませんね。



ある意味、ベンツより筋が通ってる感じがお見事です!


 


 

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