省燃費タイヤ

私のプリウスは仕事に使うので4年半に8万km超も走り、2セット目のタイヤも
相当減ってきて、元々あんまり出来のよくない乗り心地が、ますますドタバタ。

さりとて新型プリウスに乗り換える財政的な余裕もないし、だいたい換えようと思っても、
あのバックオーダーを抱えて納車は来年の夏です、な~んて答えをされるらしいので、
とりあえず、う~んタイヤだけでいいかっ。

銘柄は特にこれというこだわりはないのですが、某大手メーカーのカタログを見ていて、
「転がり抵抗低減で燃費が4.2%向上」という謳い文句にグッと来ました。

 

”低燃費グッズ”は世の中に星の数ほどあるけれど、これで燃費を3割削減!みたいな
景気の良い宣伝文句を見た途端に、そんなわけがあるか、と信用できなくなって、
にわかに買う気が失せるのがいつものパターンでしたが、

4.2%という数字がいかにも信用できそうな良い頃合いじゃありませんか。

 

店員さんに空気の入ってない現物を説明してくれましたが、サイドウォールが異様に
柔らかい。固い方が転がりやすいような気がしたのに、なんかよくわからんまま、
これください、と口にしていました(催眠術かっ)

 

交換用の機械も最新のようで、ほんの30分ほどでに交換作業が完了。

       見た目、きわめて普通。

 

お礼の挨拶もそこそこに、そろっと走りだすと何だかクルマが軽いような気がする。
走り出しとアクセルオフでの惰行の時に前よりもスピードが落ちないような、
単に気がするだけなんですけど、確かに気がする。

と思いながらしばらく走ってプリウス得意の時系列燃費計を見ると、やはり前より
データ的にも良いみたいだなあ。以前は同じコースでせいぜい22km/L程度だった
はずが、今は24km/L程度と表示。

    なんか燃費良いような・・

と、この辺で思い出しました。

以前のタイヤでは、規定通りの240kPaくらいに空気圧を入れると、あまりに乗心地
が悪くて、私が勝手に210kPaくらいに落としていたのでした。
さっきもらったセッティングデータの記載は、規定通りの240kPa。

はあ~ん、そういうことかとようやく気がつくカンの悪さ

タイヤは空気圧を高めればよく転がるので燃費は確実に良くなります。
ソーラーカーなんて燃費のために爆発寸前まで空気を入れてて、レース中に時々、
パァーーン!と本当に大爆発してます。
でも普通の車のタイヤで空気圧を高め過ぎると、乗心地的にはポンポン跳ねて
胃下垂を助長することになります。

 

だから、このタイヤはサイドウォールが非常に柔らかだったんだ。
燃費の良いタイヤを作ろうと思ったら、乗り心地を良くするわけだ。
乗り心地を良くしておいて、高い空気圧でも使えるようにするわけだ。

な~るほど。

まあこんな単純な話だけではなくて色々改良点はあるらしいですが、
物事ってのは、正面だけでなくてあっちこっちの角度から見ることが大切だと
久々技術屋的に感心したのでした。(一人で納得して頷いております←加齢の特徴)

 

 

 

3 Comments

  1. プリ雄

    すいませんが、このタイヤの銘柄を教えていただけませんか?
    私もタイヤを交換したいと思っています。参考にお願いします。

  2. NS

    BridgestoneのECOPIAです。
    交換してから約1カ月ですが、最初のレポート通り空気圧高めでも乗り心地は良いです。
    燃費は5~10%ほどいいような気がします、満タン航続距離ですが。
    今までの空気圧が低かったので、空気圧を上げられた効果だと思います。
    そういう意味では、「高い空気圧でも乗り心地の良いタイヤ」というべきかもしれませんね。

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