時代の遺物=冬編

皆さん覚えているかどうかわかりませんが、9月22日までは気温は33℃あったんですよ。
それが今日10月24日は気温18℃(!)で、今年はじめて暖房つけました。
いやもう寒いのなんのって、急に寒くなると風邪ひきそうになるわ、腰痛は出るわで、
年取るとたいへんです(イヤな響き)

私は1958年生まれなんで、東京オリンピックも力道山も知ってるけど、B29は見てない、
鉄人28号は知ってるけど、鞍馬天狗はあやしい、テレビゲームはやらないけれども、パソコ
ンだって人並みに使うし、スマートフォンだって抵抗ない。ハイブリッドな世代ですな。

しかしですね、この冬に近づくと世代格差=ジェネレーションギャップというんですか、
若い世代に、「な、なんですかそれ!?」と天然記念物扱いされるモノを知っているのです。

さて、それでは今日はその中から二つご披露:まだ在庫あんねん(笑)

1。豆炭アンカ(アンカは行火と書くらしい)

知らないでしょう、豆炭アンカ。
あのオレンジみたいな赤みたいな箱を布団の足元に入れて、中に入れた練炭で一晩中
暖かいというモノですが。

外観はこれ。

中を開けるとこうなってます。

要するに、この赤い箱の中に、真っ赤に燃えた練炭(小さいので豆炭)を入れて、
その燃焼熱で一晩中暖かい、ということなんですが・・
今から考えると、だ、だいじょうぶなのか!?(笑)
燃えて二酸化炭素も出るだろうに、ヘタすりゃ一酸化炭素もでるだろうに、そんなモノ
を布団の中に入れて寝て、だ、だいじょうぶなのか??

と思いますよねえ。

私は子供でしたので、冬でも暑くて布団蹴飛ばして寝てましたから使いませんでしたが、
一酸化炭素とかを知ってしまった今では、また怖くて使えないような気もします。
が、これで重宝したという方も多いはずです。

2。白金カイロ

これは、私ら当然でしたね。
冬の自転車通学の必需品です。

 

使い捨てカイロが出たのは、随分後世になってからで(笑)私らの時代は、このベンジン
を燃やす白金カイロです。
この高そうな金属の中に、綿が詰まっていてこの中に燃料のベンジンを浸すわけです。
そして火を点けると、ジンワリジンワリ燃えてですね、暖かいに決まってます。
火を使うだけに温かさは今の使い捨てカイロの比ではありません。

実は去年、冷凍倉庫で仕事があった際にうちの社員に買って支給したのですが、
皆これをみて「なんですか、これ?」

ああ、温暖化防止だ、CO2削減だと声高に言っておりながら、一方で、暖を取るには火を
燃やすに適うものはないんだ、と矛盾に満ちたことを叫ぶアンカオヤジであります。

何だかんだ言ってもやっぱり寒いときゃ火燃やすのが一番なんやって。

 

 

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