セベ・バレステロス

歴代のプロゴルファーの中で誰が一番好きかと聞かれれば、タイガー・ウッズでもなく、
ジャック・ニクラスでもなく、ジャンボ尾崎でもなく、

セベ・バレステロスだった。(5月7日かねて療養中の脳腫瘍で死去。54才)

正確には、セベリアーノ・バレステロス、なんたって名前の響きがカッコいい。
もちろん80年代には世界ランク一位に61週間も君臨したスペインの名選手であるが、
何が凄いかといって、セベほどドライバーを曲げまくる選手もおらず、そしてどんな
ところからでも2打目をグリーンに乗せてくる選手もいないまさに天才であった。

とにかくセベは、何故そんなにドライバーをムキになって振るのか?と思うほど振り、
そして曲げた(笑)はたして真っ直ぐ行ったことがあったのだろうか。

そしてまたそれを全然気にしていないかのように、木をよけ、林の中から毎回のように
信じられないショットを放った。
確か80年頃の全英オープンでは、優勝争いをしていながら、ドライバーを何と駐車場
に打ち込み(一体どれだけ曲げると駐車場まで飛んで行くのか、コース設計も驚いたろう)
皆ががっくりした次の瞬間、そのクルマをどけてもらった駐車場の土の上から、
全く見えないグリーンのピンまで4mに寄せてバーディを獲り優勝した。

スターというのはこういうものである。
誰も思いもつかないプレーで、観客を興奮と希望の世界に導く。
今、テレビで盛んに「がんばってください」と呼びかけるのは言う方は満足かもしれんが、
当事者は言われなくてもがんばらざるを得ない状況なので、ああ毎日言われると苦々しく
ならないか、と思ってしまう。

本当は、スターにはセベみたいな思いもつかないプレーで歓喜させて欲しいのだ。

パットせんなぁ、どっかの天才が、何かええ感じにしてくれへんかなぁ・・と
松ちゃんのつぶやきが民意を反映しているねえ。 
セベはパットもうまかったけど・・スーちゃんに続いて同世代の早逝に合掌。

    

 

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