CO2でマスターズ

木曜からオーガスタでマスターズが始まるんですよ。

マスターズって言ったってジジイの野球じゃなくて、ゴルフ。

コースには色とりどりの花が咲いてましてね、もう最高に綺麗な舞台なんですけど、
これが難しいのナンのって。

見てるだけで息苦しい。ナイスオンなのにどうして池に入っちゃうんだ?
カップに背中向けてパットしなくちゃいけない? うううう・・・・息が苦しい。


心配せんでよろし、お前は一生出なくていい(あ、そうか)

・・・・・・・

前号で「低炭素社会」という言葉が出ました。

今のように何でもかんでも石油燃やすの止めよう、ということです。

石油燃やすな、と言っても個人レベルではなかなか強制が出来ない。
数字目標で管理できるとしたら、産業界です。

経団連に頼んで、各産業ごとに現状の様子を調査して、
産業別に削減目標を決めて具体的に動き出します。

工場などに、太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入を促進したり、
再生可能エネルギーで作った電力を買わせたりするわけです。

おそらく近い将来(ここからは想像の世界です)

商品には、「製造時のCO2排出量」の表示がされるのではないか、と思います。
その会社の電力やらボイラーやらのCO2排出量を計算して、製品1個あたりに
割り算して、

  例えば45インチ液晶テレビ

  A社製 150kg−CO2
  B社製 120kg−CO2
  C社製 220kg−CO2
  ・・・

みたいな数字(数字は全くの例なのであしからず)が表示させる。
CO2排出量が多いということは、会社として再生可能エネルギーの導入が進んで
いない、と見なされる。

価格は安くても、その会社の環境に対しての社会的な責任感がわかる。

ひょっとすると、標準CO2排出量基準なんかが決められて、メーカーはそれを
達成しないと、「炭素税」みたいなものを取られるようにして価格の優位差を
奪うようにするとか、そこまで行くかもしれない。

環境投資もしていない外国の会社にシェアを奪われることもなくなるかも。


自動車にしてもそう。

自動車会社は、部品メーカーに各部品のCO2排出量を提出させる。
それは自動車会社の購買の一つの重要な要素になる。

その部品ごとの排出量を集計して、これまた1台のクルマの排出量を算出して
公表するようにすれば良い。
おまけに燃費も合わせて計算して、

「このクルマは製造段階から5年10万km走るのに使うガソリンも合わせて
 25トンのCO2を排出します」 

と表示させる。
自動車会社は環境投資もしなくてはならなくなるし、燃費も良くしておかないと、
とんでもない数字になってしまうので必死になる。

買う方も、うすらデカい環境負荷の大きいクルマ買う時は、もう少し肩身の狭い
思いをしてもらって、また「炭素税」でも払ってもらいましょうか。

・・・

そんなかんじになって行くんじゃないかと思います。

ワル乗りすると、

個人にCO2排出権カードを与えられて、何かを買うたびに最初のポイントから
排出量を引かれていく、バスも電車も乗るたびにCO2排出量を引き算されて、
スポーツジムや、レストランや、温泉旅館でも全部やる。

そして1ヶ月ごとに余った分はポイント還元で翌月に繰越もできたりする。
貯めに貯めて使う時は、飛行機にでも乗せてあげて、

思い切りCO2出すぞー! っと開放された気分に浸る。


私なら、飛行機に乗って、あの息苦しいマスターズを(見に)行きてー。


             No.16

      息苦しくてCO2排出も止まるらしい!?




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