防音工事と寝不足

実は、今月の初めから防衛庁の防音工事をして頂いている。

確かにわが家は厚木基地の滑走路のほぼ延長線上にあり、米軍のジェット戦闘機
の離着陸の時は、電話などはもちろん出来ないし、耳を覆わないとおかしくなりそう
なので、防音工事をしていただくことはありがたい話だ。

工事は、外郭工事と言って家全体をスッポリと防音化する方法で、と言っても家全
体を外側から工事するのかと思ったら、

実際は外に面している全ての壁を、内側からバラして、壁の中に相当な厚みの
断熱材を装填することと、窓ガラスを防音仕様に交換することである。

この工事を、今まで通り生活しながら行うとどうなるか・・・


ご想像のとおり、ある部屋を工事しようと思えば、その部屋の荷物は別の部屋に
移して空ッポにする。

そしてその空ッポの部屋を最後まで仕上げるのかと思うと、そんなことをしたら
現場を空ける時間が長くなってどうしようもないので、実際は大工仕事から順に
”次の部屋”に移っていく。

次の部屋に移るとなると、結局は二部屋が常に工事中になるので、家族の中で
最低1名はジプシー生活を強いられることになる。

・・と言うわけで、今、私がジプシーである。もう2週間も寝床が定まらない(笑)

足の踏み場がないので、立ったまま一本足で寝たいくらいである・・

ああ、人間寝るところが定まらないと言うのはつらい。こんなくらいなら外でブルー
シートの中に寝たいくらいの衝動にかられるぞ(誰か止めてくれ)

・・・・・・・

私が寝る場所がないのはまあ良いとして、私が言いたかったのは”断熱性”である。

これだけ断熱材が壁に入ると、防音はどうかわからないけれど断熱性は相当良く
なるはずだ。

断熱材が増えれば、夏は外の熱が伝わりにくく、冬は室内の熱が外に逃げにくい。
エアコンの稼動時間は減り、ストーブの灯油は減らなくなるはずだ。

これぞCO2対策だ。

私は、家の基本は断熱性だと思っている。色んな方式があるけれども、正直いうと
家全体を、真空断熱層で囲ってしまいたいくらいだ。

地球上の家が皆こうなれば、CO2対策も進むのになぁ・・と思いを巡らす毎日。

但しこれでCO2は減っても、居所の定まらないオヤジが夜のネオンを求めて彷徨う
時に使うCO2までは責任もてない・・




 

2 Comments

  1. 謎の関西人

    確かに先輩は家の中でのCO2排出より外での排出量の方が多そうですね。

    なんたって時間帯別人生契約ですもんね。
    お財布にも断熱材つけて保温しないと懐まで寒くなっちゃいますよ。(笑)

  2. ながはら

    いやあ、うまいこと言うねえ〜・・返す言葉がないわ、座布団一枚。ハハハ。

    人を歩くCO2みたいに言わないで。

    私は、あの琥珀色のシュワーっとしたCO2入りの液体を毎日飲んで、CO2の削減に協力してるんですがな。

    またの名を”麦酒”とも言うんですが・・何か?

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