日本人は短気?

大リーグ・プレーオフも終わり、A・ロッド(アレックス・ロドリゲス:ヤンキースの
三塁手で現在大リーグ最高年俸の男)は10年400億の要求だとか、

トーリ監督(ジョー・トーリ:今年までヤンキースの監督。来季はドジャースの監督
として先日契約)も3年15憶でドジャースと契約とか景気の良い契約の話題で
持ち切りですが、わたしゃ松井秀の右膝が治るのか心配ですねえ。


我々のヘッポコ素人ゴルフでさえ、指がちょっと痛いくらいでもスゴイ気になって
思うようにスイング出来ないというのに、(そんな例えじゃダメだろ(笑))

歩くもシンドイ右膝では戦えないわな、と素人ながらそう思うわけです。


日本でのあれだけのスターが、明日にはトレードに出されるのかもしれないという
大リーグ、つくづく厳しい世界だわ。

・・・・

さて、厳しいと言えば、負けず劣らず厳しい私の業界。


太陽光発電の市場は、活況を呈する業務用需要に対して、
どうしちゃったんだと思うほど住宅用需要が低迷してます。


原因は、住宅用補助金事業が一昨年で終了してしまったせいでしょうか、
50%の補助金が出る業務用フィールドテスト事業は今年も大盛況なわけで、
その差には驚くばかり。


十数年前に住宅用の太陽光発電が世に出た時の価格は3KW600万円!
当時は半額補助金で、個人負担300万円ほど。


経済産業省の考えでは、これを10年かかって業界はコストダウンに努力しなさい、
市場価格の低下に伴って補助金を年々削減して行って、
市場価格が150万円ほどになったら補助金を終了するから独り立ちしなさい、
というシナリオだったわけですが、


がしかし、経済産業省の目論見ほどは価格が下がらず、3KW180万円ほどの
ところでシリコン不足もあって値段は下がるどころかここ数年若干上がり気味。

しかし、補助金の低減だけは予定通り進んで平成17年度で終了。


市場には、目論見より2割ほど高いままの値段だけが残って販売は低迷
という図式。


それに対して、業務用は景気が回復気味という背景もあり、
補助金50%という条件に加えて4年償却という特別税制がまた好調の原因か。


こんなに扱い変えていいの?(よかないだろ)



ドイツを始めとする欧州では、フィードイン・タリフ制度と言って、
購入時の補助金は出ない代わりに新エネルギーでの売電については、
買う単価の3倍で買い取るという方法で、
最初は高いけど、すぐ回収できるというシステムで普及を図っています。


1円で売られている携帯電話をみてもわかるように、日本人は短気なのか、
後々はどうであろうと最初が安くないと買わない、という気質なのか
はたまたお役人様が、すぐ結果の出る短期的な施策にこだわるからなのか、


もう一度長期的な作戦が必要なんじゃないかと思う今日この頃であります。


今年の日本全体の産業用FT補助金予算が、
A・ロッド一人のの2年分の給料しかない、って

どういうこと??



 


 

2 Comments

  1. T5

    どうもっす。
    確かにこの業界、明暗がはっきり分かれましたね。

    先輩のおっしゃるとおり産業用の予算が、A・ロッド氏の給料2年分しかないのも問題ですが、住宅向けの自治体予算が先輩の年収の半分以下ってことも大問題ですね。。(出してくれるだけましかな・・)

  2. NS

    いつも素早いコメントありがとうございます。

    そうやって、あるんだかないんだかわからんような緊縮予算にしてるわりに、

    いらんようなものにドカーンと予算つけて無駄使いするから問題だと言うんだよねー。

    短気というより、バランス悪いのか。

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