色々なデータ

入学式を待たずに桜は満開です。
先週までは少し肌寒い日も多かったですが、今週はすっかり春です。
ヤンキース松井も期待通りホームランを打ってくれて新しいシーズンは
期待が膨らむ一方です。

さて、3月31日を以って平成15年度の太陽光発電導入基盤整備事業
は終了いたしました。今日は、平成16年度の夜明け前ということで、
これまでの太陽光発電にまつわる色々なデータを紹介します。
データの出典はいずれもNEF(新エネルギー財団)HPからです。

1. 年度別の全国の設置件数
前年比
平成10年 6,352件 実績
11年 15,879件 実績 250%
12年 20,877件 実績 131%
13年 25,151件 実績 120%
14年 42,838件 応募者数 170%
15年 52,339件 応募者数 122%

これで平成6年からの累積件数は約169,000件となりました。
全国の世帯数は、約4800万世帯ですから普及率は約0.35%です。
おおよそ1000件に3件しか設置されていないことになります。


2. 都道府県別設置件数ベスト5

平成6年〜13年の設置件数累計の都道府県別ランキング

・設置件数の多い県 
普及率*
1位 愛知県 4650件 0.18%
2位 兵庫県 4314件 0.20%
3位 長野県 3575件 0.46%
4位 静岡県 3556件 0.27%
5位 神奈川県 3379件 0.10%

・設置件数の少ない県

1位 秋田県 225件 0.06%
2位 山形県 261件 0.07%
3位 沖縄県 265件 0.05%
4位 青森県 267件 0.05%
5位 鳥取県 269件 0.13%

・普及率の多い県

1位 長野県 0.457%
2位 香川県 0.436%
3位 宮崎県 0.414%
4位 佐賀県 0.400%
5位 滋賀県 0.367%

・普及率の少ない県

1位 北海道 0.042%
2位 東京都 0.051%
3位 青森県 0.052%
4位 沖縄県 0.054%
5位 秋田県 0.058%

*普及率:設置件数を全世帯数で割った値

・地域別年間日射量データ・・東京を100とした場合・・
http://www.sharp.co.jp/sunvista/industry/estimate.htmlより出典

札幌 104
仙台 102
東京 100
金沢 97
名古屋 110
大阪 105
鳥取 92
高知 112
宮崎 114


都道府県別のデータとしては、平成13年までしかないので普及率%は
上述のデータより低くなっています。
平成14、15年でそれまでの累積を越える件数が設置されていますので、
現在はこのデータの倍くらいの普及率になっているはずですが、
普及率1%=100件に1件程度の数字になってくると街でも相当目に付く
という感じなってくるはずです。
”急速に普及する少し前”って感じです。

地域的には日照時間の長い太平洋岸の地域が件数上位になっています。
普及率で言えば、四国、九州が高水準。
日射量データから言っても、四国、九州は良いですもんね。
長野県は特出して普及率が多いですが、県の補助金政策が大きく
影響しているようです。

積雪地域では、件数、普及率ともに厳しい値になっています。
雪の降る冬には太陽光発電どころじゃない、って感じでしょうが、
上記の日射量データから見ると、意外にも東京に比べてそう悪いわけでは
ないのに・・・って感じです。

3. 価格の推移

平成13年度の平均 ¥69.1万円/KW
平成14年度の平均 ¥72.7万円/KW

平成15年度はまだNEFから発表されていませんが、やはり70万円/KW前後
で推移していると思います。
従って目安としては、3KW=210万円、4KW=280万円ということです。


少しは参考になりましたでしょうか?

Leave a Reply