太陽電池ってホントはどのくらい発電するの?

最初は随分格調高く行こうかと思っていたのですが、人間そうそう
まじめなネタがないという事と、だんだん欲が出てきてくだらないことを
言いたくなりますねぇ・・ 自分はコラムニストなんじゃないかと勘違い
するようなことがないように、気をつけます。

さて、太陽光発電システムを導入されると瞬時瞬時の発電量がモニターできます。
今、お昼でいい天気で2640W発生しているとか、曇ってきたら300Wに
減ってしまったとか。

でも一体どのくらい発電すれば正常なんだろう?と言うのは設置した方以外は
なかなかピンときません。今日はそのお話。

結論から申し上げれば、一般的な結晶系電池(単結晶、多結晶)の場合、
カタログ値の約7割くらい発電していれば正常でしょう。

3.0KWシステムを設置された方なら正午で2100W くらいが最大です。
(カタログの年間発電量データは、その分も考慮された実質の値が
出ていますからご心配は要りません)

結晶系の場合は、温度が1℃上がると効率が約0.5%低下していきます。
真夏は日射は最大になりますが、パネル温度が平気で70℃くらいには
なるのでカタログの数値25℃に比べて45℃も高くなります。
そこで効率は約22%も落ちてしまうわけです。あとは配線抵抗、インバータの
効率やら何やらで3割ダウンです。カタログでウソを言っているわけでは
ありませんので悪しからず。

この話は結晶系の話で、アモルファス系ではこの温度による低下幅は
ぐっと少なかったり 、同じ結晶系でもメーカによって随分その影響が異なって
いたりですので、これ以上の情報はメールを頂ければお答えします。

日射はまだまだそう強くは感じませんが、温度が低いので発電量は
真夏より多かったりする、桜咲く今日この頃です。

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