太陽電池の寿命

前回調子に乗ってつい脱線してしまいましたので、今日はまじめに行きます。
実は先日、ありがたくもこの太陽光日記を読んで頂いている方からご連絡を
頂きました。
  
「老後の生活費を下げる太陽光発電って言うのは、なるほど説得力のある説。
だけど、太陽電池って20年も使ったらダメになるんじゃないの?」

なるほど、鋭いご意見。今日はそのお話です。
現状ですと、メーカーに問い合わせ&WEBで調査をした結果で、結論的には
以下の内容に行きつきます。

・メーカーの保証は10年です・・どのメーカーも横並び。

・一般的には、太陽電池は20年以上という言われ方が多く、その根拠は
 セル自体は動くところも無いのでそれ以上の寿命といえるが、パネルの
 外形枠がアルミで、現状はアルミサッシの寿命を20年として、その値を
 言っている。

・インバータに関しては、おそらく10年程度で内部の部品の寿命が来る
 可能性があるが、本体交換に至らない範囲での修理が可能と思われる。

・現存する”最古の実用太陽電池”は、1966年長崎県・尾上島灯台
 設置されたシャープの225wのものだそうで、38年目に突入した現在でも
 順調に発電しているのだそうです。


ここからは私の私見です。
 
電気製品を”寿命”に追いやる要素としては、次のことが考えられます。
       
     1.冷蔵庫におけるコンプレッサー、エアコンにおける室外機ファン、
       扇風機における首振り機構・・・のように動力で動くところが
       壊れる。

     2.テレビが映らなくなる時のように基板上の電解コンデンサや、
       抵抗と言ったパーツがダメになる。

     3.冷蔵庫のパッキン、洗濯機の水ホース、掃除機のフタなど
       本来の機能の少し周辺のものが壊れる。

太陽電池は、1.の”動くもの”がありませんし、2.の基板も搭載していません
のであるとすれば、3.のパターンです。

上にも書いていますが、アルミ枠の部分がこれにあたりますが、アルミ枠
は朽ち果てることはまずなく、あるとすればアルミ枠、ガラスをシールして
いるシール材の部分がシール機能を果たさなくなって中に水分が入ったり
する壊れ方でしょう。

しかしシール材をダメにするのは紫外線の影響が大きいのですが、今の
太陽電池の構造ではシール材が直接紫外線にさらされる構造でもないです。
普通家建てて20年くらいでは、いくら真南向きでもの固定窓のシールから
雨漏りはしませんもんね。

また、太陽電池は+と-の線を短絡させても壊れないというタフなやつなんです。
構造上ショートして焼けるとかそういう壊れ方もないんです。

と、いうわけで正直私は個人的には、太陽電池は30年近くはあまり変化なく
稼動しているだろうと思っています。
          
じゃあ、インバータはどうか?
インバータって何?と言う方に、世界で一番乱暴な解説。
太陽電池からの出力は直流の電気です。家庭のコンセントは、ご存知交流
100V。インバータは、この直流の電気をものすごいスピードで入り切りして、
交流を作る装置です。(これじゃわかりませんか?(笑))
  
これは、上で言う2.が相当します。 これはうちの会社は産業用でインバータ
を山ほど使いますので経験ありますが、10年くらいで基板の部品がダメに
なる場合がありますね。でもこれは比較的安価で(数万円程度と言う単位)
修理が可能だと思います。

と、言うわけで太陽電池システムは、10年〜15年くらいでインバータを一度
修理するくらいで、25年やそこいらはもちそうな気がしてます。正直。
     
・・・・
何を隠そう私自身もユーザーの一人ですから、日々実験も兼ねて”そのとき”
のことを考えていますが、メーカー保証を超える長期の保証制度でも考え
なくてはいけませんね・・・
ご意見ございましたら是非お聞かせ下さい

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