お久しぶりです

いやはや光陰矢のごとし、青年老い易く学成り難し、小事奔走ブログ大穴健康不安説。

最後のは、

「つまらないことに奔走して忙しい気分でいると、ブログの更新をサボり癖がついて、
あっという間に1か月も経ってしまい北の指導者のように健康不安説まで流れてしまう」

という、誠に申し訳ない状況を言い表したことわざですが、
ご心配いただいた皆様ごめんなさい、わたくし至って健康です。

・・・

さて、更新をしないでおりましたこの1か月にはいろいろございました。
松井秀のヤンキース来期契約更新絶望記事には心が暗くなりましたが、
サッカー日本代表のW杯予選突破は、久々明るい話題でした。

しかし私としてはGMの破産法適用は、少なからず考えさせられた事件でしたね。
(なんたって私が昔在籍した会社もGMグループでしたから)

日本車や欧州車は、だいたいエンジン排気量で税制が変わってくるので、
小さな排気量でいかに出力を出すかを、何十年もかけてコツコツと改良してきたし、
何といってもガソリンが高いので、燃費はいつも大問題で、

毎年毎年エンジンを改良して、モデルチェンジ毎に車体を少しでも軽くしたり、
いろんな変速機を開発したり、ハイブリッド開発したり、ディーゼル改良したり、

進歩をやめれば明日はない、という心境でやってきたんだと思います。

が、米国の自動車産業は違いました。
なんたってガソリンは水より安かったし、燃費なんて計算する人などおりません。
手っ取り早く馬力を出すなら排気量大きくすればいいし、大排気量を止める税制もありません。
だいたいハイウェイは真っ直ぐなんだから、コーナリング性能もヘチマもないじゃないですか。

エンジンの開発には莫大な投資が必要だし、ま、とりあえず昔のエンジンと
シャシーに流行の外観かぶせれば売れるし、開発投資を抑えて売れるんだから、
そのやりかたこそが正しい、と財務屋さん的には大正解だったのでしょう。

気がついたら、欧州車、日本車は技術的に遥か先に行ってしまって、
原油高騰と温暖化問題が目の前にやってきたら、一夜にして

米国車は一気に前時代の遺物になってしまった。

・・・

驕れる者は久しからずと言いますが、まさに言い得て妙。
コツコツでもいいから、日々の努力と進歩(もちろんそれに対する投資)を
怠らない者が時代についていけるという、いい教訓じゃあ~りませんか。

と言いながら、ここ20年くらい、技術よりも”コストダウン”偏重で来ている
わが日本も、ここらで気がつかないと結構ヤバイと思うんですがね・・大丈夫なんだろか。

 

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