産業としての太陽電池

 

何だかいつの間にか夜は涼しくなり、夕方も6時半ころになるともう暗くなっていて、
今年の夏は来ないまま終わってしまうのかな、という感じです。

やはり小学生時代の夏休みの宿題のトラウマか、夏の終わりというのは寂しい
もんです、ああ夏休みにやろうと思ってたこと何もやってねー・・みたいな。

全く人生進歩のない、NSです。

・・・

さて、太陽電池は政府の政策に後押しされて産業としても大きくクローズアップ
されていますが、その一方で今まで日本を牽引してきた自動車産業と比べてどう
なのかを少しだけ考えてみました。(その説明は私が・・子ども店長に頼みたい)

自動車産業は裾野が広い広いと言いますが全くそのとおりで、風が吹けば桶屋が
儲かる的な広がりがあります。

材料の鉄やアルミはもちろん、タイヤはゴム、窓はガラス、内装材はプラスティ
ックだし、シートはウレタンに布や革、ボルトもたくさん使う、
ゴムホースに、ヤマほどの電線、電球、コンピュータ、最近は小さな液晶画面
に、バッテリーも、忘れちゃいけない塗料もあった・・部品だけでも何万点。

そんでまた、それぞれの部品は型から作るものが多いので、その金型を設計する
コンピュータにCADシステムが必要で、型でパコッと作った品物は工作機械で
削ってきれいにして、有機溶剤で洗浄して、トラックで納入しなけりゃいけません
から、

隣のオジさんがベアリング屋さんで、その隣の人が塗料屋さんで、その裏の
オッサンが新車の配送屋さんだったりしますから、まあとんでもなく広い裾野で、
自動車が売れると町内会中の家の夕食が豪華になるという、

ほんでまた売れてからも、カーナビに、ワックスに、ガソリンスタンドに、
芳香剤(?)に、ハンドルカバーに、YAZAWAのシールにと、

まさに、日本中(町内会?)を支えております。

 

そこへ行くと、太陽電池産業はどうなんだ?というと、
シリコンに、ハンダに、ガラスに、アルミ枠に、シール材と、フィルムに、

ボルト少々で・・おしまい??

あとは電線2本、とコネクタが2個あったか・・そんなもんか。
運送業者と、架台製作会社(うち?)、販売会社(うち?)、施工会社(うち?)

何だかチマチマした業界です(苦笑)

 

というわけで、これからの日本を背負うには太陽電池産業だけじゃ心許ない、
ということですが、何も日本は製造業だけなじゃいというのも正解だけど、

他になんか、競争力のあるもんあったっけ??

 

これから何で食っていくのか、政策ってのはこういうところも考えねーと・・
という不安も多い選挙前です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2 Comments

  1. NS

    JAFさんは自動車関係者でしょう!それもど真ん中に近い(笑)
    私んとこも、外角低めあたりの関係者です。最近は手も足も出ませんが・・

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