あかつき

金星探査衛星あかつきの、金星周回軌道投入失敗は実に残念でした。
次は六年後にまた金星に近づくのでそこでのリベンジを、という計画を聞くと、
「六年後か、ずいぶん先の話だなあ・・」と一瞬思いますが、たぶん六年後には、
「あれからもう六年経ったのですか!?」と文章を書いてるんだろうと、自嘲気味
に想像して複雑な心境でありますね。

人工衛星という響きは、女子には実に無駄なものに思えるんではないかと思います
が、男子特に理系男子には実に魅力的な響きでありまして、何がって物理の法則が
そのまま当てはまる世界ですから(そのどこが面白いのか?という意見も多数)

なんでもかんでも F=m×α(F:力 m:質量 α:加速度)で計算できます。

地球の引力圏を脱出すると、あかつきの逆噴射に使ったメインエンジンでも、人間を
持ち上げるくらいの力(500N=地球上で51kgのものを持ち上げる力)くらい
ですし、姿勢制御うに使うエンジンなどは23N=地球上で2.3kgのものを持ち
上げられる程度でいいのですよ(らしい)、これが。(JAXA広報資料

真空&無重力の世界では、一回ド突けば秒速3.6kmくらいの速さでどこまでも
飛んでいけるし、空気抵抗もないのでどんな不細工な太陽電池を広げた格好でも空力
なんて考えなくてもいいわけだし。

そういう宇宙空間での人工衛星の動きを計算している人たちにとっては、地球上の
重力や空気抵抗は実に厄介に見えるでしょうねえ。

彼らにとっては重力や空気抵抗だけならまだ計算できるんで良いとしても、
それ以外の要素:監督官庁からの(圧力)、予算化への(抵抗)、政党と官僚の引き
合い(引力)、世間からの風当たり(風圧) etc・・・

ときたら積分しようが微分しようが計算不能、理解不能・・
そして彼らは、地球上(特に日本上空)では、計算式に大きな間違いがあることに
気がついたということです。その式とは・・

F=m+α (m:民◯党 には何かを足さないと(+α)F:力 にならない)

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