世界陸上
![](https://www.dds-inc.co.jp/wp-content/uploads/2017/06/1497350397593fc0fd2a217.jpg)
何を隠そう、私は陸上部に在籍したことがある。
野球部と掛け持ちだったりしたが、中学高校とトラックを走っていた。
言っておくが、やはり陸上をやろうかという人はマジメである。
野球ならバッティングに飽きたら、守りもまた楽しいし、走塁もまた楽しい。
守りなんかは上手いヤツは結構遊べたりする。
だけど、陸上は飽きても飽きても走るしかない。
走るのが飽きたからボールでも投げようかと思っても、
砲丸しかない。
100mに飽きたら400mでもやるか、ってそれは冗談にもならない。
皆ストイックである。きっと世界陸上になんか出てくる人は、
ストイックの権化みたいなもんなんだろうな・・と毎回感心している。
・・・・
私は、まあ一番得意な距離と言えば200mだった。
100mだとスピード乗る前に終わってしまうし、
400mはしんどくて走るのいやだし、
800mは勘弁してほしいし、
1500m以上は、何周か数えられなくなるから無理だった。
まあ、短距離型の選手だったのだろう、100〜400mあたりしか走れなかった。
私は、200mを走るたびに、(汚い話で申し訳ないが)気持ち悪くなって吐いていた。
予選後に吐き、決勝の直前まで気持ち悪くて、決勝走った後また吐いた。
何せ毎回吐いてるから、吐くのはうまい。
レース後の酸欠症状なのだろうが、情けない話である。
その情けない男が言うのもなんだが、短距離という括りの中で私はあの種目ほど
気持ち悪いものはないと思うのが、
400mハードル である。
為末大(残念ながら予選落ちだったが)である。
為末大の最後のストレートは、もう何でこんなに遅いの・・って思う方が多いと
思うが、ああなるのだ。
もうしんどくてしんどくて・・最後はもう息も絶え絶え足も上がらん、酸素が欲しい、
気持ち悪い、でああなってしまうのだ。
何であんな気持ち悪い種目を選んだんだろう・・やっぱりストイックなんだ。
・・・・・
ハードルのない400mなら、同じリズムで走れるからしんどいにしてもまあ行ける。
しかし、35mおきにあるあのハードルが走るリズムを根底から壊す。
あの10台のハードルがあるおかげで、同じ400mが3倍ほど苦しいものになる
のだ。
人間、毎日しんどいと思ってもペースをつかめば段々と克服できるようになる。
しかし、慣れてきた頃にちょっとペースを乱されると、苦しさ倍増&立ち直るまで
には、大変なエネルギーが必要になる。
ああ、人生は400mハードルみたいなものだ・・
走っても走っても次のハードルが現れて、何とかそのハードルを越えたと思ったら、
しばらくするとまた次のハードルがやってくる・・
そのハードルを、息も絶え絶えでも、イヤにならずに越えていった者にだけ、
栄光はやってくる。 気持ち悪くても越えていかねばならん。
と、世界陸上を見ていると、条件反射のように動悸がして気持ち悪くなる私・・
ん、そらぁ単に飲み過ぎなだけ? も、も、申し訳ない。
私も学生時代、陸上部でしたが、確かに真面目な人が多いいですね。(当然私も含めて)
毎日毎日ハムスターのように走り続けて・・・・・
そのリバウンドで、今はこんな体型ですが(TT)
ああー、群馬まで走ってきたら疲れました。
圏央道ですけど。
陸上部仲間でしたか、それは光栄です。
でも、右肩上がり一本調子はリバウンドとは言わないかもしれませんな(笑)