擬似モノ・・

擬似モノと言えば、北京五輪の開会式の巨人の足跡の花火がCGでどうの、女のこの口パクがこうのと
いう話もありましたが、
昔からあるもので、私が昔からずっとその存在を不思議に思っているのが道路工事の”旗振り人形”。

元々工事中の道路では、人間が旗を振ってドライバーに危険を知らせていたものを、生身の人間にその
仕事は危険ということで、マネキンに旗を振らせたのが最初なんでしょう。
別に危険を知らせるのは文字と矢印なんかで十分事足りるのに、何故人形にこだわるんだろう??と
不思議でしようがなかったのです。

あのマネキン、傍を通ると結構気持ち悪いし。

やっぱり”人間が旗を振ってる”のが一番効果的なんでしょうか。
取り締まりならいざ知らず、工事のお知らせなんだからもっと効果的な方法があるんじゃないかと思う
のですが、妙に凝った人形が登場したりして(笑いを誘うのか)、最近ではさすがに人形の時代じゃ
ないと思ったか電光掲示板になったはいいけど、電光掲示の絵でやっぱり人間が旗を振ってる(苦笑)

恐るべし、人形の呪縛。

で、それと似たようなハナシがこれ。
「英ロータスEGは、電気自動車やハイブリッドカー向けに車外騒音発生装置『セーフ&サウンド』を
開発した。リアルなエンジンサウンドにより、低騒音車が走行中であることを周囲に認知させる。」

わかるんですよ、これ。

私のプリウスも、モーターだけでそろそろと走っている時はまさに無音なので、前を歩いている歩行者
が気づかなくて、止むを得ずクラクションを控えめに「プッ」と。

でようやく気付いてくれて驚かれる、というシーンが結構あるので、特に目の不自由な方の場合などは
新たな危険が発生するというのも理解できます。

でも、クルマの騒音というのは元来悪者で、騒音なんだから無きゃ無い方がいいと思っていたのに、
「エンジンサウンドの合成にあたっては、車速信号やスロットルペダルの動きを車から拾って、システム
のオン/オフや音量・音質を自動的に制御する。ドライバーに聞こえる音はほとんど増えないという。」

そんな、自動制御でリアルさ求めるようなもんか(笑)??

いや、でもその方が面白いのかなあ・・いまに無音の電気自動車用に、フェラーリのエンジンサウンド
を出すのが流行ったりするのでしょうかね。
それで、実際は時速10kmで走っているのに、擬似エンジン音が300kmで走るF1マシンで、
今度はそれが実際と合わないといって規制されたりして。

 

何だかワケがわかりませんが、バーチャル時代ってのも、何がしたいかを最後まで忘れず、シャレも理解
する事が重要そうであります。
 

 

 

4 Comments

  1. T5

    どうもっす。

    どうせスピーカーで合成音を出さないといけないんだったら
    選挙の時の街宣車。

    これをハイブリットにしたらわざわざエンジン音を出さなくてもうるさくていいのに・・・

    こんなこと思ってるのは私だけ?

    あと、SLの音を出して300kmで走る新幹線なんかあるとたのしいかな?

  2. NS

    太陽電池はどれだけ発電しても動きもしなけりゃ、音もない。

    この際、発電量に比例してフィ~ンとか、ブォ~ンとか、シュイ~ンとか音出しますかね。うるさいか(笑)

  3. こんばんわ

    はじめまして。よく読ませていただいてます。
    最近ハイブリッド車が安全のために擬似音だすような法律が出来たって新聞記事にありました。NSさんのいってたようになっていくのでビックリです。 私はフェラーリの音欲しいです、これ絶対ヒットすると思います。

  4. NS

    こんにちは。
    そう疑似音義務づけるそうですね・・何だか自転車通学の中学生にヘルメットかぶらせるみたいで個人的には疑問符です。 が、フェラーリとかランボルギーニの音と言って○ーとバックスあたりで売りに出れば買うかもしれないなあ(笑)
    何を隠そう、私の携帯の着信音はフェラーリのエンジン音だったりします。ハハハ

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